ニュースリリース
2024.03.21
タイキ グループは経済産業省が進める 「新市場創造型標準化制度」を活用して日本産業規格(JIS)の規格開発を行うことが決まりました
この度タイキ グループは、日本規格協会(JISC)の審議を経て、経済産業省が推し進めている「新市場創造型標準化制度*」を活用し、化粧用ブラシの特性や使用性を“標準化”する規格開発を行うことが2024年3月に、決定されました。
これはタイキ グループが中心となり、“化粧用ブラシの力学特性測定技術**”を用いて国家規格である日本産業規格(JIS)を開発する事で「消費者がどの商品を選べばいいのか分からず、好みではない特性のものや、品質の高くない類似品を選んでしまう」といった事態を回避させ、適切な商品を選ぶ基準となることを目指したものです。今まで感覚的であいまいであった性能の評価方法を、標準化することにより、客観的に商品がユーザーの求める性能を保有しているという評価をすることが可能となります。
昨今のSDGsの取組みからも、獣毛ではない合成繊維が化粧用ブラシに使用されることが増えてきました。しかし、獣毛のブラシが総合的にも優れているために合成繊維の開発時にも獣毛に近い総合性能が求められており、その品質情報の一つとして客観的なデータを提示することが消費者保護につながると考えております。
今後の化粧用ブラシ業界のビジネス活性化のためにも、今回は標準化活用支援パートナー機関として「地方独立行政法人 京都市産業技術研究所」と力を合わせて取組んで参ります。同研究所は、伝統産業から先進産業まで、地域企業を技術面から支援する公的な産業支援機関です。創設から100年以上の歴史を誇り、ものづくり技術の向上に取り組む事業者の挑戦を支援されてきました。
わたくしたちタイキ グループは、化粧品・化粧用具を中心に『安全で安心できるひと味違う商品』をお客様にお届けする為1930年の創業以来、研究開発を積み重ねてきました。『美と健康と環境を創造する』総合メーカーとして、今ではグローバルな事業展開によって化粧品業界を支える企業として、世界中のお客様に愛される商品をこれからもお届けし続けてまいります

出典:地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
*新市場創造型標準化制度:既存の業界団体等では対応ができない、複数の関係団体にまたがる融合技術・サービスや特定企業が保有する先端技術等に関する標準化を可能とするため、新規の原案作成委員会等の立ち上げを後押しする制度です。(経済産業省HP:新市場創造型標準化制度の概要より) **タイキ グループにて、地方独立行政法人 京都市産業技術研究所の研究成果を活用。